コラム119 初出荷式

2010 / 08 / 13 · No Comments

テープカットされた所を割って、大きなトラックがゆっくり動き出す。
そのまわりを色とりどりの風船が、
うす雲の夏空に向かって一斉に舞い上る。
佐賀県白石地区の、旧暦七夕頃に出荷される
こしひかりの22年産、初出荷式の模様である。
今年は天候の所為で、例年より3日遅れの初出荷式になった。
今年は、消費地のおおかたの販売店の盆休みと荷受日が重なる。
盆明け入荷なら、他県産の早場地域の新米と市場で重なる。
自然、天候のなりゆきには逆らえないが、
只、その中で、有利な販売が出来るのは、
その新米が、新米らしい味であるか、否かで判別が決まる。
早場米市場勝負は、
『もう品切れ?又、来年も買おう・・・。』
と思うかどうかで決まる。
新米商戦は、『早いから。安いから』だけでは買ってもらえない。
新米らしく、やわらかさや、ねばりや、風味が最大の要因だ。
高く舞い上がった風船を見ながら、生産側の努力を垣間見た思いである。

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